ひばりヶ丘の防災・災害対策まとめ

不動産を購入するにあたり、災害が多い地域かどうか気になるポイントです。できるかぎり災害による危険が少なく、安心して暮らしたいと思うことでしょう。ここでは、ひばりヶ丘エリアにおける災害の危険度や防災・災害対策についてまとめました。

1. ひばりヶ丘の災害危険度

・地震が発生しても比較的揺れが少ない地域

ひばりヶ丘エリアの災害危険度で、最も高い危険度を示しているのは地震です。特に、30年以内に震度5弱の地震の発生率は約99.8%、6弱以上は43.6%となっています（※）。

ただし、ひばりヶ丘エリア全体の地盤は「台地1」と分類されており、固結された地盤であるため、地震が起きた場合でも揺れが増幅されにくい特徴があります。よって、比較的危険度は低いとされている地域です。

・総合的に災害の危険度が低い地域

ひばりヶ丘エリアの災害危険度を総合的に見た場合、建物の倒壊危険度や火災危険度、災害時の活動困難度などを含めた5段階評価では、ひばりヶ丘エリアはランク1～2となっています（※）。また、液状化の可能性や水害の心配もない地域です。災害に対する危険度は比較的低く、最低限の防災意識を持っていれば住みやすい地域だと言えるでしょう。

（※）参照：住所検索ハザードマップ

2. ひばりヶ丘が属する西東京市の対策

・浸水ハザードマップにより水害を予想

「西東京市浸水ハザードマップ」は、浸水地域や浸水の深さ、避難所、避難時の行動フローなどを1枚のマップで掲載されているものです。裏面には、警報レベルや防災行動の計画、非常時の最低限の備えなど役立つ情報を掲載されています。全世帯に配布されており、住民全員が共通した意識も持って、避難行動を取ることができます。

参照：西東京市浸水ハザードマップ

・災害から市民の命と財産を守るための計画

「西東京市地域防災計画」は、災害対策基本法に基づき西東京市が策定した防災計画です。西東京市全体において地震や風水害をどのように予防し、災害が起きた場合はどのような応急対応・復旧対応を行うか事前に決めておきます。予測しておくことで、突然起きる災害から市民の命や財産をできるかぎり守れるようになります。

参照：西東京市地域防災計画

3. ひばりヶ丘の避難場所

ひばりヶ丘エリアにある、災害時の避難場所について分けて一覧にしました。

「避難広場」は、広域避難所に移動する前に、近隣住民が一時的に集まる場所です。ひばりヶ丘には、2ヵ所の避難広場があります。

避難所は、地震によって家屋が倒壊した方やその恐れがある方が、一時的に避難する場所の施設で、主に学校などの建物が指定されています。ひばりヶ丘では、2ヵ所の避難所が指定されています。

福祉避難所は、上に挙げた一般的な避難場所で生活することが難しい方々に対して、必要なサービスが受けられる避難場所です。災害対策本部の要請によって開設されます。ひばりヶ丘では、4ヵ所の施設が指定されています。

一時滞在施設は、屋外で被災し、行き場のない帰宅困難者が一時的に避難する場所として、公民館や図書館などが指定されています。ひばりヶ丘では、2ヵ所の一時滞在施設があります。

参照：西東京市広域避難場所・避難広場・避難所・福祉避難所・一次滞在施設