物件選びで失敗しやすいことは？対策方法まとめ

「物件選びで絶対に失敗したくない！」と考えている方は多いはず。しかし、実際には物件選びで失敗し、後悔している方もいます。そこで、物件選びの失敗例を紹介します。失敗例から学び、対策を行いましょう。

物件選びでよくある失敗例

住宅ローン返済が厳しくなる

物件選びでよくある失敗として、「住宅ローン返済が厳しくなる」という例が挙げられるでしょう。

住宅購入の際には適切な予算設定が重要ですが、無理な予算を設定してしまうと後に困ることも。たとえば、「予算をオーバーしてしまった」「余裕のない返済プランのため、毎月の生活が苦しい」といったケースがあります。また、「ボーナス払いを設定していたが、転職などによってボーナスがなくなり、返済が困難」といった例もあるでしょう。

そのため、将来も考慮したうえで無理のない予算を設定し、オーバーしないようにすることが大切です。

立地の悪さ

立地選びの失敗例では、「通勤や通学に時間や手間がかかる」「近くにスーパーなどがなく不便」といった例があります。また、「地盤が弱い土地であることがわかり、災害時に心配」「周辺の環境が悪いことが、住んでみてからわかった」という方もいます。

立地選びでは、地図や文字の情報だけに頼るのではなく、実際に物件周辺を歩いて確認することをおすすめします。周辺の環境はどうか、交通の便はどうか、日々の買い物に困らないかなどを確認し慎重に選ぶことが、失敗を避けるポイントです。

新築・中古それぞれの問題

新築と中古では、それぞれにメリット・デメリットがあります。

たとえば中古住宅には、「購入費用は安いが、修繕が必要なケースがある」という特徴があります。修繕箇所が多い場合は、新築住宅よりも割高になる可能性もあるでしょう。一方、新築の注文住宅を建てる場合には、「希望の間取りが実現したが、ローンの返済がきつい」という失敗例も。

新築・中古・一戸建て・マンションといった種別を比較し、希望や予算に合わせて検討することが大切です。

設計の問題

住んでみてから設計や間取りに不満を抱くケースもあります。とくに「内装が気に入らない」「採光が悪い」「間取りが不便」「断熱性や気密性が悪い」と感じてしまうと、大きな不満を抱くことに。「せっかく高額なローンを組んで購入したのに、これからもこの家に住むと思うと気が滅入る」という例があるようです。

住宅の設計や構造は住んでからの変更が難しいため、購入前にしっかりと検討しておきましょう。

業者選びの失敗

物件選びでは、業者選びも重要なポイントです。信頼できない業者に依頼してしまうと、後悔する原因になります。

「業者の対応に不安な点はないか？」はもちろん、「予算オーバーせずに希望の住宅を購入できるか？」「引き渡し後のアフターフォローは充実しているか」などもチェック。下調べをしたうえで慎重に業者を選びましょう。

失敗をしないための対策

事前の情報収集

物件選びで失敗しないためには、事前の情報収集が大切。

とくにお金に関わることは、しっかりと把握しておく必要があります。たとえば、「住宅購入の前後にかかる費用はいくらか」「ローン返済は将来的にも余裕があるか」「助成金や控除などは利用できるか」などをチェック。

また、「立地は希望に合っているか」「間取りや設計に後悔しそうな点はないか」など、さまざまな面から情報収集を行い、慎重に決めることをおすすめします。

購入後のライフプランを考える

購入した住宅には、何十年も住むケースがほとんど。住宅ローン返済が35年続く方も少なくありません。そのため、ライフプランを考慮しておくことが大切です。

「購入後に家族構成が変わる可能性があるか？」「転職や老後などで収入が減った場合でもローンを返済できるか？」など、購入時の状況だけではなく、将来のことも考えたうえで購入を検討しましょう。ファイナンシャルプランナーなどに相談しておくのも安心です。

内見をする

物件選びにおいて、実際に内見してみることをおすすめします。物件の周辺環境を確認し、物件の状況を細かくチェック。

たとえば、「採光は良いか」「設備に不備はないか」「遮音性や断熱性などの性能は十分か」、また、「家具や家電、車などを置くスペースは十分か」など。内見時にメジャーを持参し、実際に測ってみると安心です。

なお、内見時に気になった点については、慎重に検討しましょう。「柱に小さなひび割れがある」「匂いが気になる」といった小さな点でも、購入後の後悔につながる可能性があります。